不登校は親が甘いからではない!自己を肯定して悪循環をストップ。

自己を肯定する不登校

不登校というと世間では「親が甘い」というイメージが強く、「不登校は親が甘やかせたからだ」なんてよく言われがちですよね。

私自身、子供が不登校になってしまったのは「厳しさが足りなかったからなのかも」と思ったことがあります。

でも、うちの場合はむしろ厳しく育てていた方だったので、「親が甘やかせたから不登校になったんだ」というの意見にはちょっと疑問なんですよね。

身内や知人には甘やかされて育った人がいますが、その人たちは学校に行っていましたし…。

今回は、「私の育て方が悪かったんだ」と自己否定がとまらない方へ向け、私の身近な人のエピソードなどから、親の心のエネルギーをアップさせるヒントをご紹介します。

 

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不登校になったのは甘やかしたから?

不登校って、親が子供に対して甘いからなるものなのでしょうか?

親の極端な甘やかしは不登校の原因の1つとして成りえることはあったとしても、私はそれが全てではないと思うんですよね。

というのも、うちの夫の兄は母親から守られてばかりだったものの、学校へは行っていたからです。

転校や9年間のひとりっ子経験もしていますが、不登校にはなっていません。

 

ただ、内向的で利己的な世間知らずの大人に育ちましたが…。

 

あと、夫の友人の中には経済的にも精神的にも甘く育てられていた人がいるのですが、その友人は学校にはちゃんと行っていたんですね。

 

その友人の家は当初、裕福だったこととと複雑な家庭事情により、長男であるその友人は母親からあえて甘やかされて育ったんですが、学校へは辛いどころか楽しく通い、学校生活を満喫していたそうです。

 

大人になってからは色々と苦労していますが…。

 

こんな風に私自身の体験や様々な体験談から考えてみると、個人的には「甘やかすこと」よりも「厳しくし過ぎてしまうこと」の方がずっと、不登校の道に進みやすいんじゃないかと思えてなりません。

・甘やかされて育った人って、あなたの周りにもいませんか?

・その人って、不登校になりましたか?

厳しすぎるのもNGです

子供への過度な厳しさって、こんな悪循環を招いている気がしませんか?

 

そんなに厳しくしてるつもりはないという方は、「過度な厳しさ」「親の過度な理想」に変えて読んでみて下さい!

 

➀親からの過度な厳しさ → 認めてもらえない子供 → 自己肯定感が下がる → 打たれ弱くなる → 生きづらさを感じるようになる → ②へ続く
②子供の生きるためのエネルギーが下がる → 学校に行けない → 弱いと責められる → また認められない → 自己肯定感が下がる … (悪循環)

 

過度な厳しさを、「親の過度な理想」に置き換えても同じですよね。

 

この状態では、子供は家庭で暮らすことさえも辛くなってしまいます。

 

また、不登校の対応に追われるが、自分自身に厳しすぎる場合も同じです。

 

➀子供が不登校になる → 甘やかしたせい? → 私の育て方が悪かったんだ! → 自分を過度に責める → 親の自己肯定感が下がる → 焦りや不安が襲う →②へ続く
②育て直そうとする → さらに厳しくなる → 子供の自己肯定感が下がる → 子供が打たれ弱くなる →③へ続く
③子供の生きるエネルギーが低下 → 学校に行けない → 不登校長期化 → 自分はダメな親だと自己否定 → 親がうつになる → 不登校問題が悪化(悪循環)

 

こんな感じで、親や子供自身が自分を否定すればするほど、不登校の問題は改善・解決から遠ざかってしまう気がしてなりません。

 

「じゃあ、どうすればいいの?」

 

そんな時は、今までの子育てを否定をするよりも、修正するんだと捉えてみるのはどうでしょうか?

 

自分を責めすぎず、ありのままの自分を受け入れよう!

あなたは今、こんな風に自分を責めていませんか?

 

「不登校になったのは私の育て方のせいだ…」

と…。

 

実は私自身が、不登校の初期段階でよく、こんな風に自分を責めては元気を無くしていたんですね。

 

でもそんな時にはよく、お世話になっていたスクールカウンセラーさんから、こんな言葉をかけられたものです。

 

「そんなに自分を責める必要はないですよ!」

「もし、前の子育て方法が合わなかったと思うのであれば、自分を否定するのではなく…」

「お子さんに合う子育て方法を探して学び、実践していけばいいんです!」

 

この言葉を初めてかけられた時にはもう、「ハッ」としました。

 

だって、「教育は共育ってよく言われているじゃないですか!

 

・完璧な親なんていません
・親は子供と共に育っていくもの

 

なんです!!

 

だから、自分の過去の子育てを否定するのではなく、過去の問題点を見つけてやり直せばいいだけなんですよ。

 

そもそも不登校って悪いこと?

不登校が長期化しつつあったある日、息子がこんな事を言いました。「学校に行けない自分はダメな子なんだよね…」

「僕なんて生まれない方が良かったんだ…」

と。

 

そして、この言葉を聞かされた時、私はふと思いました。

 

「学校って、命を削ってまで行かないといけない所なのかなぁ?」

 

「学校に行かないことって、そんなに罪悪感を感じなくてはいけないことなのかなぁ?」

 

と。

 

学校に行くことは確かに、社会性やマナー、自宅では経験できないことがなどを身につけられるというメリットがありますが、デメリットが全くないわけではありません。

 

例えば、

・個性を発揮すると出る杭は打たれ、人と違っていることが悪というイメージを植え付けられる。
・他人との比較により幸福感を感じやすくなるので、横並びに安心するようになる。
・理不尽が当たり前の環境に慣れてしまうので、ブラックな環境であってもNOが言いにくくなる。

など…。

 

・学びの場所って、いわゆる「学校」という場じゃないとダメなのでしょうか?

・「学校に行かない=社会人になれない」なのでしょうか?

小学校から不登校になった人のその後

「不登校=人生の終わり」ではありません。

学校に行かない場合、社会人になってからの苦労は多いかもしれませんが、社会人として生きていけなくなるとは限りませんよね。

世の中には不登校を経験しても、社会人として立派に活躍している人はたくさんいるんです。

例えば、棚園さん。

➀漫画家の棚園 正一さん

棚園さんは小1の時、担任の先生の説明が理解できずに「分かりません」と素直に質問したら頬を叩かれてしまいました。

そして、このことをきっかけに不登校になると、いわゆる登校が安定しない五月雨登校が中学以降も続くも、現在では漫画家や漫画専門学校の講師として活躍しています!

不登校時代(主に小学校)の様子は、ご本人著作のこちらの漫画で知ることが出来ますので、気になる方は一読してみてはいかがでしょうか!

 

▼棚園さんの本

 

▼続編

②コンビニを経営する服部 玲央さん

お次は、「激レアさんを連れてきた。」という番組で登場した服部 玲央さん。

服部さんは、7歳の時に日本に帰国した帰国子女。小学校の初日から学校が合わないと不登校になり、いわゆる「学校」へは6日しか登校できませんでした。

そのため、計算や漢字などの基本的な教養が無かったんですが、スーパーマーケットでの仕事を通して漢字や計算方法などを学ぶことになったんですね。

そのため、服部さんは苦労しながら人の何倍も働きました。

 

すると、そんな姿を見ていたある人から認められ、コンビニの店員として引き抜かれることに!

そして店長へと昇進すると、今度は有名なコンビニ10店舗を経営する社長へと転身!!

 

私は番組でこの方を知ったのですが、電卓・ホッチキス・シャープペンすら知らなかった服部さんが社長になるまでのエピソードが凄すぎて驚いたと共に、

働くことを通して学ぶことの大切さや楽しさを知った服部さんが、「学びが止まらない」といって様々なことを学び続けている姿にとても感動してしまいました。

 

このお話は神回にも選ばれているお薦めのエピソードなんですが、詳細が気になる方はテレビ朝日の動画配信サービス「テラサ」か、ご本人著作の本を読んでみてください。

 

▼服部さんの本

1人で頑張り過ぎないで!

「あなたは今、一人で頑張り過ぎていませんか?」

もし一人きりで悩みを抱えているようなら、相談相手を作ることをオススメします。

なぜなら、一人で悩むことで気持ちの余裕を失い、問題を悪化させてしまう可能性があるからです。

 

「相談とまではいかなくても、まずは夫や担任に状況を伝えておくだけでも、対応はスムーズにいくかもしれませんよ!」

 

というのも、子どもが登校を渋りだした頃の私は問題を大きく受けとめていなかったので一人で抱えていたのですが、気が付いた時には気持ちの余裕をかなり失っていたからなんですね。

今の私ならきっと、超初期対応として夫や担任にこう伝えます。

 

~夫に~

・夜は元気そうにしているけど、朝は登校を渋っているので困っている
・理由は不明でも、思い当たる自分の意見を伝える
・気になることがないか聞いてみる
~担任に~
・朝の困っている状況や家庭での様子などを伝える
・学校の様子を聞いてみる
・どう対応すればいいと思うか聞いてみる

 

担任の先生へ現状を伝える場合には、まずは連絡帳か電話です。

直接担任と電話したい場合には、ダメもとで夕方ごろ学校へ電話するか、あらかじめ連絡帳でこれを伝えておくといいかもしれません。

・相談があるので折り返しの連絡をお願いしたいこと
・親側のつながりやすい曜日や時間帯

 

▼関連記事
不登校中の学校への連絡方法7選と連絡物の受け取り方法とは?

 

まとめ

担任の先生だと相談しずらい場合には、スクールカウンセラーに相談するのもありですよ。

必要に応じて、担任の先生とも連携を取ってくれると思います。

また、予約が取れないなどの場合には、こんな場所でも相談できるので、検討してみてはいかがでしょうか?

 

・各自治体の保健センターや教育相談室
・不登校支援事業をしている会社
・心理士のいるカウンセリグルーム
・不登校支援をしているNPO法人

などです。

 

カウンセラーの技量によっては話しにくさを感じることがあるかもしれません。

カウンセラーさんとの相性もありますので、まずは話しやすい人が見つかるといいですね。

 

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不登校や登校拒否をする子供の親が疲れたとなる前に知っておきたい対応【まとめ】

 

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