ADHDの疑いから子供と受診へ。医療機関ではどんな流れになる?

ヒアリングされる女性子育て

前回は、発達検査のウィスクを受けた際のエピソードについてお話しました。

この記事では、「医療機関ではどんなことをするの?」という方のために、息子と発達専門医のもとへ行った時の体験談をお話したいと思います。

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受診の前にやっておいて良かったこと

この頃の私は息子が不登校中であったこともあり、かなり疲労困憊していました。

ウィスクを受けた民間企業でのカウンセリングでは、子供のことを説明する際に涙が出てきたり、言葉につまってしまったりという状態…。

だから、専門医との発達相談時に伝えたいことが伝えられなくなると困るので、私は息子の子供の頃の様子、気になっていること、不登校になっていることをパソコンでまとめておきました。

そして予約当日。

不安は的中し、カウンセラーさんとの面談では言葉に詰まってしまったのですが、メモを作っておいたおかげで、カウンセラーさんや医師に伝えたいことを伝えることが出来ました。

資料を作るのはちょっと手間ではありましたが、やっておいて良かったなととホントに思います。

専門家へ子供の相談をするときは、必ず子供の小さい頃のことを聞かれます。話すことが苦手な方や、何回も同じ事を説明するのを避けたい人はこの「メモ作り」をやっておくと便利なのでおすすめです。どんなことを書いたらいいのか分からない場合は、こちらの記事を参考にしてみてください。

発達障害っぽいのは幼少期からでした【子供の成長日記】

臨床心理士さんと面談

カウンセリング

予約をした専門医のいるクリニックからは「初日は親だけで来るように」と言われていたため、予約した当日は私ひとりだけでクリニックへ行きました。

クリニックへ着くと相談室へ通され、まずはカウンセラーさんとの面談です。

面談では、受診に至った経緯や子供のどんなことに困っているかなどを聞かれたのですが、後半は話すのが辛くなってしまったため、事情を話してパソコンで作った資料とウィスクの結果を渡し、読んでもらいました。

一通りカウンセラーさんとの面談が終わると、カウンセラーさんは医師のところへ行き報告。最後は医師との面談となりました。

医師からは、「次はお子さんと来てください」とのことだったので、約1週間後にまた息子と来院すると、その後は約2週間に1回のペースで通院することになりました。

ADHDの見たてが付く

それから約2か月後、息子にはADHDの見立てが付いたので、薬物療法や支援級の検討をするようにと告げられました。

薬に関しては抵抗がありましたが、医師と相談して試してみるも断念。

「飲むと喉がイガイガする」と、飲むこと自体を息子が拒否したため、環境調整で様子をみることにしました。

支援級に関しては学校と相談したところ「学校としては支援級への移行は必要ない」とのことで、最終的には通級をさせてもらうことになりました。

セカンドオピニオン

聞き取り

最初にお世話になったクリニックは自宅から遠かったため、息子は徐々にクリニックへ行くことを拒否するようになりました。

また私自身も、治療らしいことを受けることもなく、ただ通院するだけのこのクリニックに不信感を抱くようになってしまったため、改めて違う医療機関へ相談してみることに。

今度はできるだけ近場の機関に通いたいと思いから、改めて知人等の口コミなどを集めてみたところ、自宅近くのクリニックでも受け入れてもらえるようだとの情報が分かり、そこへ問い合わせてみました。

すると、「今は子供の受け入れはしていない」とのことだったのですが、事情を話したら受け入れてもらえることになり、予約を入れることができました。

そしてクリニックへ行ってみたところ、こちらのクリニックではカウンセリング中心の治療をしているようで、薬ではなく、カウンセリングで様子をみることになりました。

カラーセラピー

しばらくは2週間に1度のペースで通院し、子供とは別日に母親である私もカウンセリングを受けました。

ただ息子の場合、カウンセリングといってもまだ子供なので「プレイセラピー(遊戯療法)」です。

カウンセラーさんと1時間程度の時間を遊んで過ごしました。

「こんなので治療になるのかなあ」と心配ではありましたが、息子はこのクリニックへ通うごとに、どんどん元気になって学校へも復帰。

学校へ復帰したあとは五月雨登校が続きましたが、通級へ通ったり、子供への接し方を変えたりなどした効果もあるのか、今では登校が安定するまでになりました。

受診するメリットって何だろう?

医療機関を受診する前の私は、受診して診断がつけば医療機関が各関係施設と我が家を橋渡ししてくれるものと思っていましたが違いました。

介護の世界だとケアマネージャーが自治体やサービス事業者等と連携をとってくれますが、クリニックにはそういった人はいなくて、自分から積極的に情報を集めて動いていくしかありません。

症状の強さ・就学前後・自治体差・医療機関などの差にもよるのかもしれませんが、我が家の場合はそんな感じでした。

子供の状態が安定するまでは、「このまま通院を続けるだけでいいのだろうか」と本当に悩みましたが、我が家の場合は2つ目のクリニックのおかげで親子ともども困り感を軽減させることができたので、結果的には受診してよかったなと思っています。

「相談できる場所をまた一つ増やすことができた」と、そんな風に受け止めています。

まとめ

発達障害の診断方法や治療方針の考え方は医師によって異なるため、「過剰な検査」や「過剰な診断」が問題になっているようです。

「発達障害 過剰検査」というキーワードで調べると、色々と考えさせられます。

支援級への移行には診断書が必要だったので、当時の私は早く確定診断が欲しいと思っていましたが、他人を傷つけてしまうとか、危険をかえりみない行動をしてしまうとかがない限りは、急いで診断をつけてもらう必要はないのかもしれません。

私が診断を急いでいたころセカンドオピニオンを受けた医師からは、

「発達障害のような症状があっても、成長する過程で症状がなくなったり、目立たなくなることがあるんだよ」
「今は『発達障害のような症状がある』くらいに思っていればいいんだよ」

と、言われました。

発達障害の症状は環境による影響が大きいです。

だから、症状に名前をつけることに焦るよりもまずは、当事者・親・周りの人が、困り感を乗り越えられる方法を一緒に考え、スキルを磨いていけばいいのかもしれません。

こちらの記事では、育て方の工夫についてご紹介しています。

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